アルコールインクアート

アルコールインクアート保護スプレーで仕上げ|褪色を防ぐ方法とは?

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こんにちは、Narui My(なるいまい)です。

アルコールインクアートを始め、最初に悩んだのは色の褪色でした。

指で触っただけでインクが落ちるほどの時もあり、何が原因か全くわかりませんでした。

そこで今回はアルコールインクアート作品を長く保管できるよう、仕上げる方法についてお伝えしていきます。

アルコールインクアートなぜ保護スプレーで仕上げる必要があるの?

アルコールインクアート 販売写真引用:https://www.instagram.com/p/B5qkLSiHKi3/

アルコールインクアートは作りたての時は、表面がツヤツヤと輝きがあり、とても美しいです。

しかし、作品を何も保護せずに部屋に飾っていると色が褪色していきます。

早ければ数日後、1ヶ月後には色がかなり変色している事もあります。

なので、保護スプレーをしてなるべく褪色を防ぎ少しでも長く色持ちをよくする必要があります。

そこで、始めたての頃のアルコールインクアートを様々な方法で褪色テストをしています。

アルコールインクの褪色テスト

アルコールインクアート 仕上げ 褪色調査

ここでテストしているのは、

  • コピックアルコールインクを使った作品 x 何も保護しないバージョン
  • 海外のピニャータインクを使った作品 x 何も保護しないバージョン
  • 無水エタノールを使った作品 x 保護スプレーをしたバージョン
  • IPAを使った作品 x 保護スプレーをしたバージョン
  • IPAを使った作品 x 保護スプレーをしないバージョン

当時、褪色の原因がアルコール液なのか、アルコールインクなのか、保護スプレーを単純にしていないからなのか、原因がわからず、色々試していました。

テスト条件は室内の壁にかけ、日光は入るけど直接当たらないような場所においています。

アルコールインク褪色の原因

考える 気づき

アルコールインク褪色の原因は主に、

  1. 紫外線
  2. アルコール液

この2つが関係しています。

アルコールインクアートに限らず、どんなアートでも紫外線により色が褪色する事があります。

アートに限らず、本をずっと太陽の光が当たる場所においておいたら、色が抜けていたという事もあります。

これは太陽の光に色を抜く力があるからです。

制作直後の色
制作から1ヶ月後の色

なので、アルコールインクアート作品ができたらUV保護スプレーをする必要があります。

そしてもう一つの原因はアルコール液。

アルコールインクアート 褪色 原因

アルコール液は揮発性が高く、空気に触れる時間が長ければ長いほど、アルコールが飛び力を発揮しません。

アルコール液の蓋を開けっ放しにしたアルコール液でアルコールインクアート作品を作ると、作品ができた直後または数日後には、手で触っただけでインクが落ちてしまうこともあります。

アルコール液の蓋はしっかり締め、太陽が当たらない場所で保管しましょう。

アルコールインクアートUV保護スプレーの仕方を紹介

アルコールインクアート 仕上げ UV保護スプレー

紫外線がインクの褪色を促進するのがわかった所で、アルコールインクアートの仕上げにはUV保護スプレーが最適です。

UV保護成分もあり、インクの剥がれも防ぐバーニッシュ成分も入っているスプレーがオススメです。

アクリルアートの仕上げとしてバーニッシュが使われますが、バーニッシュは作品の汚れや傷などを防ぐ効果があります。

もちろん、アルコールインクアートにも有効で、バーニッシュには液体タイプとスプレータイプがあります。

アルコールインクアートはバーニッシュスプレータイプがオススメです。

なぜなら、最終的にレジンコーティングをする傾向が多いからです。

それでは早速アルコールインクアートに使える保護スプレーを紹介します。

ホルベインUVグロスバーニッシュスプレー

ホルベイン工業株式会社のUVグロスバーニッシュスプレーは、バーニッシュスプレーの成分にUV保護成分を追加したスグレモノです。

UV保護で紫外線を防ぎつつ、バーニッシュ成分が作品の汚れや傷などを防いでくれるので一石二鳥なスプレー。

私はアルコールインクアートと言えば、あの艶々した表面が好きなので、ツヤ出しタイプを使っていますが、UV保護スプレーにもツヤ消しタイプがあります。

つや消しタイプはマット感がでるようなので、お好みでご利用ください^^

UV保護スプレーのかけ方

アルコールインクアート 仕上げ 保護スプレーUV保護スプレーをかける時は説明書をしっかり読みましょう。

その上で、私がいつもやっているやり方を紹介致します。

  1. 外でスプレーをする
  2. 作品にホコリがないか確認をする
  3. 30cmほど離してスプレーをする

外でスプレーをする

岩木山神社 境内

かなりニオイが酷いので必ず外でスプレーをします。

ニオイが外であってもニオイが気になる方は必ずマスクそして手に持ちながらやる方は手袋をしましょう。

手にニオイがついてしまうからです。

私はダンボールの中に入れてスプレーをしています。

スプレーをする前にホコリを取る

アルコールインクアート 仕上げ ほこり写真だと見えづらいかもしれませんが、作品の上には小さなホコリが結構あります。

柔らかいブラシなどで取るようにしましょう。

手で取ろうとするとインクが剥がれたり、指紋がつく可能性もあります。

このホコリがある状態でUV保護スプレーをしてしまうと、ホコリごとバーニッシュコーティングをしてしまうことになります。

これがかなり取れにくい・・・

取れたとしても、ホコリを取った跡が残ってしまいます・・・

ホコリチェックは念入りに!

30cmほど離してスプレーをする

スプレーをする距離が近すぎると、バーニッシュがかかりすぎて、インクがとける原因になります。

20-30cmほど離してスプレーをします。

全体に均一に薄くスプレーをして完成です。

乾かす時間は?

バーニッシュスプレーをした直後、触ってしまうと指紋がついてしまうのでご注意ください。

表面が乾くまで数分かかります。

完全にニオイが取れるまでには30分から1時間以上かかるので、私は数時間放置しています。(換気が良い場所で)

これでアルコールインクアートの表面保護は完了です!

必要に応じてレジンコーティングをする

アルコールインクアート レジン

ポストカードサイズや、フォトフレームに入れるサイズのアルコールインクアート作品は、UV保護スプレーをして完成ですが、パネルに貼り付ける方はレジン(樹脂)コーティングがオススメです。

UV保護スプレーの上からレジンコーティングをする事で、さらに作品が長持ちします。

レジンコーティングについてはまた別記事で詳しく紹介していきますね。

まとめ

アルコールインクアート作品が完成したら、UV保護スプレーをします。

それでもアルコールインクは褪色がしやすいので、最終的にはレジンコーティングもするのもオススメです。

保護スプレー、レジンコーティングしたとしても、直射日光を避け飾り、できるだけ作品を長持ちさせましょう!

以上、UV保護スプレーについての紹介でした^^

本日も皆様のアート活動を応援しています。

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