旅行ではなく長期海外へ転職する場合、気になるのは保険をどうするか。
日本では社会保険または国民健康保険に加入しているため、病気になっても自己負担が少なくすみますが万が一海外で何かあった時のためにどうするか。
本日は保険に関する年金を支払い続けるメリットを書きます。
これから海外へ転職または会社の異動で向かう方の参考になれば嬉しいです。
海外へ就職・転職する前に海外保険の種類を確認
- クレジットカード付帯の海外旅行保険
- AIUなど海外旅行を専門とした保険
- 会社が負担する保険
ご自身が持っているクレジットカードには海外旅行で万が一「紛失・怪我・入院」等があった場合保障してくれるもの。
長期滞在は適応されずあくまで「旅行」に限る場合はほぼです。海外へ転職する前に自分のクレジットカードがどこまで対応しているのか事前にチェックします。
留学生などが使用している長期海外滞在保険はAIUが有名です。私も学生時代はAIUを契約していました。こちらは費用が高いので自分の予算と相談する必要があります。
最後に会社が負担する保険とは、これから行く先の企業が社員に対してカバーしている保険です。国によっては外国社員に対して必ずかけなければならないので、必ず会社側で保険に加入してくれているか確認しましょう。
余談ですが、私の場合は「年間〇〇リンギットまでは会社が医療負担します」という医療保険をかけてくれました。
会社がどの保険をかけてくれるのか、それだけでは足りない場合プラスアルファで何を追加するのかなどを検討すると良いと思います。
年金が保険として機能する
病気・紛失等の保険は上記保険でカバーできますが、もしも現地で事故にあい「働けなくなった場合」どうしましょう。もう身体が動かなくて仕事ができなくなってしまった場合。これからどうやって生活していくのか。
そこで障害年金というものがあります。
年金は65歳からではないともらえないイメージがありますが、障害年金とは65歳以下でも受給できる制度です。
基本的に年金は日本に住んでいる人が受給対象となります。海外へ転勤や転職となると年金を一時的に払わなくなる人が多いかもしれません。
これ、実にもったいないのです。
もし海外で病気や事故にあい、日本に帰国し今までと同じように働けなくなってしまったとします。そうすると安定した生活費が入ってきません。
そこで、障害年金を申請すると65歳未満でもその年齢から障害年金をもらえるというわけです。65歳を待たなくても年金を頂ける制度です。
これには条件があります。
- 今まで年金をしっかり払ってきていること
- これから海外に行く期間中であっても任意加入で年金を払い続けること
通常の年金は「強制加入」といい、国民健康保険や社会保険を持っている方は「強制加入」として年金を払っています。これは日本国民の義務ですね。
ただ、海外へ行く方はこの強制加入から解放されます。住民票が抜けるからです。万が一を備えて障害年金を受け取るには、日本不在中も「任意加入」として年金を払い続けることです。
クレジットカード・AIU保険や会社がカバーする保険というのは一時的なものです。もし万が一働けなくなった場合、今後の生活費等を受けるには障害年金をその年からもらえること。
意外にこの制度をしらないまま「年金は払いたくない」という理由だけで海外へ行く方に多く出会いました。本当の保険の意味で年金を任意加入しておくのは大事だと思います。
この情報、積極的に市役所とかで教えてくれないのですよ~。。
詳しい手続き等はやはり「日本年金機構」に問い合わせが確実です。私はマレーシアから帰国後(マレーシア滞在中は任意加入だったので)手続きをして強制加入に戻りました。
今住んでいる所に近い年金事務所へ手続きやアドバイスを聞いてみてください。
本日は海外へ行く前の年金を払うメリットについてでした。
ブログに目を通していただきありがとうございます。
今日も皆様にとって最高の一日になりますように♪
海外在住者にとって、年金は悩ましいところです。年金を払うメリットもあるとのこと、参考になります。
コメントありがとうございます!移住を考えたり本当長期に渡って住んでいると悩みどころですよね。私の場合に似ていて2年くらいであれば年金を払うメリットもあるかなと思いました♪