女性ってサプライズに弱いんですよね、特に記念日でも何でもない日常にそんな事されると。
今日は本棚を整理していたら意外な本が出てきました。その本を見た瞬間「心がドキドキ」して、改めて本の力って凄いなと感じました。
昔、男性から本をプレゼントされたのですがとっても印象的で、この本をプレゼントする男性って素敵だなと今でもほっこりします。
本は1500円前後で買えるお手頃価格ですが、高価なプレゼントよりも気持ちが一番伝わる素晴らしいプレゼントだと思います。
もし今大切に思っている方がいて、どんなプレゼントをあげたらいいか悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
大人のラブストーリー100万回生きたねこ
「100万回生きたねこ」という本は佐野洋子さん作・絵の本で、内容は100万年死んで100万回生き返った一生死なない猫のストーリーです。
作者の佐野洋子さんの主な作品は「わたしが妹だったとき」、「だってだってのおばあさん」、「わたしのぼうし」、「ねえ とうさん」、「神も仏もありませぬ」などこの他にもあります。
この「100万回生きたねこ」は小学生が楽しむような絵本なので、字はひらがな、文字も大きく、とてもじゃないけど、大人にプレゼントするような本ではありません。
たったの30ページ。
小学生が読んだらあっという間に読み終わるし、私自身、小学生の時学校で読んだことがあります。
その時は何も感じませんでしたが、今大人になって改めて読んでみると、こんな風に思います。
猫の物語じゃない。。。
これ、恋のはなしだって。
物語の内容
この物語をざっと簡単に書くと、ある猫が100万回死んでは生き返り、その都度沢山が猫の死に涙を流しましたが、猫は泣きませんでした。
ある時、ねこの人生は王様の猫でした。
ある時、ねこの人生は船乗りの猫でした。
ある時、ねこの人生はサーカスの手品つかいの猫でした。
ある時、ねこの人生は一人暮らしのおばあちゃんの猫でした。
このように猫は何度も様々な人生を体験しています。各人生で猫が死ねば周りの人が泣き、ねこは自分が生まれ変わるので泣いたことはないのです。
ある時、ねこは誰の猫にもならない、野良猫の人生を体験します。初めて自分の猫になったわけです。
そこからが猫の新しい人生の始まり。
誰の猫でもない野良猫には沢山のメス猫がよってきてお嫁さんになりたいとプレゼントをしたり、舐めてくれる猫もいて、「俺は100万回も死んだぜ!」と自慢ばかり。自分の事が大好きでした。
そんな時に、ある一匹のメス猫だけが振り向きませんでした。
猫は一生懸命自分がどれだけ凄いのか自慢するも、全然興味を持ってもらえませんでした。
そして猫は自分以上にそのメス猫を好きになり、そばにいてもいいか尋ねました。
OKをもらい、2匹は一緒にいるようになりました。
月日が経ち、メス猫は死んでしまい、猫は初めて大泣きしました。自分が死んでも泣かなかったのに(むしろ自分が死んだ時は周りの人が沢山泣いていました。)
メス猫が死に100万回泣き続けたら、ついに猫自身も動かなくなりました。
そして猫は決して生まれ変わりませんでした。
100万回生きたねこの感想
今ざっと書きましたが、これ絵本で読むともっと感情が入ってきます。
作者の絵がとても良く描かれており、物語に入りやすいようになっています。
この30ページを読み終えた時に、その人(メスねこ)がいない世界にもう生まれ変わることがない・生まれ変わる必要がないと決めた猫を見て恋物語だなと感じました。
その人がいない世界に未練がないというか。
100万年生きてきて、やっとその一人に出会えたんだなって。
この本を読み終えれば読んだ人の数だけ沢山の感想や捉え方があると思いますが、私は自分の人生に重ね合わせていました。
いくら恋をしてもいいけど、人生でこの人に会わなければ死ねない!そのたった一人に出会いたい。そういう恋をしたい。
そう思わせてくれる内容でした。
彼女への日常サプライズプレゼント
本の選択を間違えるといらないって思われる可能性が高いですが、この本は女性ウケ間違いないです。
200万部売れているロングセラーの本です。
気持ちを言葉にできない、気になる人に伝えたい想いがあるという方はこの絵本をプレゼントすると喜ぶはずです。(もうすでに持っていたりして・・・)
サプライズプレゼントはお金をかければいいというものではないと思います。
お金の価値より気持ち、そんなプレゼントが女性は嬉しいですよ♪
何歳になってもこの本をプレゼントする男性は素敵だと思います。
今日も皆さんにとって最高の一日になりますように!
とっても考えさせられるストーリーですね。彼女へのサプライズプレゼントにって、なるほどと思いました。
コメントありがとうございます!本当、今読み返すと凄いストーリーだなと思います♪